僕たちの脳は原始時代から
ほとんど変わっていません。
それはどういう事かというと
短期的思考なんですね。
どうしても僕たちは
短期的思考になってしまいます。
目の前のことで一喜一憂します。
売上がよければ喜び
悪ければ落ち込む。
売上に波があるのは当たり前なんです。
商売というのはゲームと同じで
勝ちもあれば負けもある。
負けとは赤字です。
好調続きの人なんていません。
そんなに人生は楽じゃないです。
で、なぜ短期的思考かというと
大昔は寿命が今よりも短くて
長期的に考える必要がなかったから。
例えば
寿命があと1年だとしたら
5年後、10年後のことなんて考えないですよね。
それと同じで原始時代というのは
外敵が多くて自分がいつ死ぬか
わからない時代でした。
まず今日を生きないといけない。
5年後、10年後のことを考えても
今日生きられるかどうかもわからない。
だから今日のことを考える。
だから今日生きられればOK
という思考法でも十分成り立ってました。
でも今はほとんどの人が70歳くらいまで
生きますよね。
今生きられたとしても
70歳までのことを考えないといけない。
ビジネスでいうなら
今売上が良くても喜んじゃいけない。
長期的視野に立たないといけないということです。
長期的視野ってなんですか?
ということなんですが…
お客さんの感情であったり
自分の資産が増えているかどうかも
見るということです。
例え売上が良くても
搾取するような売り方だったら
お客さんは満足せず客足が遠のきます。
儲かっているのは一時的です。
売上が良くてもリストをとっていなければ
いつ客が離れるかわかりません。
自分のスキルが上がっていなければ
いつか時代の変化に取り残されます。
確かに売上や利益は大事です。
そこは否定しません。
そこだけで満足して欲しくないんですね。
売上とか利益はあくまで一時的な結果なので。
長期的に見て
きちんと資産を構築しているのかどうか?
お客さんの信頼を失うようなことはしてないか?
お客さんの感情は高ぶっているか?
スタッフは楽しくやりがいをもって仕事できているか?
お店を回すだけでなく、自己成長できているかどうか?
売上が良かろうが悪かろうが
こういうポイントをきちっと押さえていれば
どんなビジネスでも必ず売上は上がります。
うまくいかない経営者は
短期的思考になってしまって、
99%売上ばっかり見てるんです。
お客さんの感情とか
スタッフとか見てないんです。
売上を上げることに必死になっている。
売上というのはお客さんやスタッフ、
自分のスキルで成り立っているというのを無視して
お客さんからお金を奪うことだけを考えている。
だからうまくいかない。
反対に長期的思考の人は
仮に今が悪くても
顧客リストが着実に増えていて
お客さんもいつも満足していて
スタッフが楽しく働いていて
自分のスキルが先月よりもアップしていたら
間違いなく売上は増えていきます。
だから売上なんてあんまり気にする必要ないんです。
本当に。
長期的思考で見たときに
今の自分は伸び続けるのか?
それとも一時的なことしかしていないのか?
を常に忘れないで下さい。